こんにちは、医学生さやかです。
共通テストの数学ⅡBの選択問題はベクトルと数列で受ける人がほとんどだと思いますが、どちらかを確率分布と統計的な数推測に差し替えるのがお勧めです。
実際、私はセンター試験を確率分布と統計的な推測で受験しました。
今回の記事では確率分布と統計的な推測を選択するメリット・デメリット、そして確率分布と統計的な推測がオススメの人について紹介します。
・確率分布と統計的な推測はどのような分野か
・共通テストの数学ⅡBで確率分布と統計的な推測を選択するメリット・デメリット
・確率分布と統計的な推測がおすすめな人
確率分布と統計的な推測とは

ほとんどの高校では確率分布と統計的な推測を授業で扱わないため、それが一体どんな内容なのかそもそもわかっていない人が多いと思います。
なので、まずは確率分布と統計的な推測とはどのような分野なのか解説します。
確率分布と統計的な推測は統計学を扱っており、数ⅠAのデータの分析の続きのような分野です。
より調査の方法や公式が増えるのと、確率が絡むのが特徴です。
「確率苦手なんだよなー」という人もいるでしょうが、共通テストの確率分布と統計的な推測で必要な確率の知識は中学のものと高校の初歩的なものだけです。
共通テストの数学ⅡBで確率分布と統計的な推測を選択するメリット

確率分布と統計的な推測は、
- 問題が簡単ですぐに解き終わる
- 独学でも共通テストで満点が取れるレベルまで持っていくのに時間がかからない
といったメリットがあります。
①問題が簡単
数列やベクトルに比べて確率分布と統計的な推測の問題は簡単です。
共通テストの数列やベクトルの問題は最後のほうになると発想が難しかったり計算が複雑なものが出されて、満点が取りにくいですが、確率分布と統計的な推測は最後の問題までそこまで難しくないため満点が取りやすいです。
②他の選択問題よりも解くのにかかる時間が短い
また数列やベクトルの問題を解ききるためには15分前後かかる人が多いかと思いますが、確率分布と統計的な推測は10分以内に全ての問題を解ききることが可能です。
これだけ早く解ければ、他の分野に時間を割くことができ、点数の上乗せが可能です。
③独学でもすぐに共通テストレベルの問題が解けるようになる
数学やベクトルは高校で何ヶ月もかけて勉強した後、さらに問題集でたくさんの問題を解いて初めて共通テストの問題に対応できます。
一方で、確率分布と統計的な推測はわずか10時間ほどの自習で共通テスト満点レベルまで持っていけます。

共通テストの数学ⅡBで確率分布と統計的な推測を選択するデメリット

ここまで確率分布と統計的な推測を選択するメリットを紹介してきましたが、デメリットも一応存在します。
- 確率分布と統計的な推測を選択したとしてもベクトル数列の勉強が必須
- 問題集が充実していない
- 模試によっては選択できない
などが挙げられます。
①二次試験でも数学を使う人はベクトル・数列から逃げられない
理系のほぼ全員と一部の文系の人は二次試験でも数学の受験が必須です。
二次試験の数学では、ベクトルと数列の両方が出題されます。
そのため確率分布と統計的な推測を共通テストで選択したとしても、ベクトルと数列の両方の勉強をしなければなりません。
つまり、確率分布と統計的な推測を選択する人は、その分だけ余分な勉強をしなくてはならないのです。
②問題集が充実していない
多くの受験生がベクトルと数列で受験するため、確率分布と統計的な推測の問題集はベクトルや数列ほど数が多くありません。
とはいえ、質の高い参考書は販売されています。
おすすめは河合塾の出している「教科書だけでは足りない 大学入試攻略 確率分布と統計的な推測」です。
最低限の確率とデータの分析の知識さえあれば、独学で数時間で読みきれます。
この本に書いてある内容を理解すれば、いきなり過去問演習に入って大丈夫です。

③模試では選択できないことも
模試によっては、数学ⅡBの科目はベクトルと数列で固定されていることもあります。
そのため、確率分布と統計的な推測で受験する人は模試の際は実力通りの点数を取れないかもしれません。
確率分布と統計的な推測はこんな人におすすめ

確率分布と統計的な推測は
- 共通テスト数学のⅡBで時間が足りていない人
- 数ⅡBで満点が取りたい人
- 10時間余分に勉強できる人
におすすめです。
①共通テスト数学ⅡBを解く時間が足りていない
共通テストは時間との戦いですが、特に数学ⅡBは時間がカツカツです。
選択問題を解く時間を5分以上短縮できる確率分布と統計的な推測を選べば、時間に余裕が生まれます。
実際、私は数列とベクトルでセンター試験の過去問を解いていた時は時間内に解ききれるかギリギリでしたが、確率分布と統計的な推測に切り替えてからは余裕を持って完答できるようになりました。
②共通テスト数学ⅡBで満点を取りたい
確率分布と統計的な推測を短時間で時切れば、他の分野に充てる時間が増えます。
そうなると今までは時間が足りずに飛ばしていた各大問の最後の問題に取り掛かる時間が確保できます。
③10時間余分な勉強を追加する余裕がある
確率分布と統計的な推測を選択するほぼ唯一のデメリットは余分に勉強する必要があることです。
共通テストで満点を取るためには10時間余分に確率分布と統計的な推測の分野の勉強をしなくてはなりません。
ただし、私としては余分に勉強する価値は十分にあると思います。
まとめ
今回の記事では確率分布と統計的な推測について解説しました。
・確率分布と統計的な推測は統計学について学びⅠAのデータの分析の延長
・共通テストの確率分布と統計的な推測は問題が簡単で時間もかからない
・2次試験で数学を使うならどっちみち数列とベクトルは勉強する必要がある
・10時間の独学で満点レベルに持っていける
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