医学部

医学部で留年しやすい人の特徴は?留年率は?その後は?

こんにちは、医学生さやかです。

医学生の誰もが怯えているのが留年です。

医学部を志望する高校生でもわかるように、今回の記事では医学部の留年事情について紹介していきます。

 

医学部の留年率

医学部をストレートで卒業できる人は約83%です。

熾烈な医学部入試を勝ち抜いた人でも5人に1人が留年すると思うと怖い数字ですよね。

この数字は全国平均なので大学によってばらつきがあります。

難関大の医学部ほど進級率が高い傾向にあり、川崎医大のような偏差値の低い私立医大は留年率が高いことが多いです。

 

医学部の留年が多い理由

①医学の勉強内容が難しい

大学に入ってからはより専門的なことを学ぶことになり、医学部で勉強する内容は高校での化学や生物よりも高度なものばかりです。

そのため授業の内容を理解することが困難です。

 

②勉強内容が多い

医学部の教科書はどれも分厚く、1000ページを超えるテキストがざらにあります。

科目によってはスライド500枚を暗記する必要があることも。

そのため、暗記量が膨大で勉強が間に合わず留年してしまう人が続出してしまうのです。

 

③教授の授業がわかりにくい

高校までの先生は、教えることが仕事でした。

塾や予備校の教師に関してもそうです。

しかし、大学教授の一番の仕事は研究です。

大学教授は授業をすることを専門にしていないため、授業はわかりにくくなりがちです。

 

③全科目落とせない

普通の学部だと、1年目で取れなかった科目があってもとりあえず進級できて、2年目で履修すれば大丈夫という仕組みになっています。

しかし、医学部だと全科目が必修になっているので1科目でも落とすと進級できません。

 

④医師国家試験の合格率対策

医師国家試験の合格率の高さを売りにしている医学部はたくさんあります。

そんな大学では、医師国家試験に受からなそうな人は留年にして1年余分に勉強させようとします。

 

医学部留年のその後

医学部の在籍年数は12年で、その間に卒業することができないと放校になってしまいます。

大学によっては同じ学年で複数回留年になった時点で放校などさらに厳しい基準を設定していることもあります。

医学部放校になると「中途半端な年齢の高卒」ということになり、厳しい人生になることは言うまでもありません。

 

医学部で留年しやすい人の特徴

医学に興味がない

「医学に興味がない人がなぜ医学部を受験するの?」と疑問に思うかもしれませんが、他の学部よりも偏差値が高いから自分の実力を証明するためであったり、医者という職業の安定性を目当てで医学部を受験する人は一定数います。

そういう人は、大学に入ってからモチベーションが保てず勉強をしなくなってしまいがちです。

 

病んでいる

医学部の勉強は精神的な負荷が強いです。

解剖実習では本物の人間の体にメスを入れる必要があり、授業で扱うスライドではどうしてもグロテスクな画像が多く出てきます。

大体の人は最初はしんどくてもそのうち耐性がつくのですが、ずっと無理な人もいます。

グロ耐性がつかないと病みやすいです。

 

友達が少ない

友達が少ないと、過去問やシケタイを集めるのに苦労します。

大学が指定する教科書や、講義で配布するスライドは分量が多すぎる上に難解なのでシケタイで勉強する人が多いです。

シケタイというのは、過去に先輩が作成した試験の対策のプリントのことです。

 

部活に入っていない

1つ前の「友達が少ない」とも共通するのですが、部活に参加していないと情報収拾に苦労します。

部活に入らないと先輩からの「この教科は出席さえすれば合格できる」「2週間前から1日10時間勉強してギリギリ合格だった」といった貴重な話が聞けないので、勉強方針を固めにくいです。

確かに部活に入ると拘束時間が増え、勉強時間自体は減るのですが、勉強効率の上昇分の方が大きい印象です。

 

医学部で留年しないために

情報源を確保する

医学部の進級は情報が命です。

コミュ力に自信があるなら実習中にどんどん仲間を増やしていけますが、コミュ力が低いなら部活に入ってしまうのが手っ取り早いです。

部活に入れば、同じ部活の人から情報がどんどんもらえます。

 

勉強時間を確保する

大学受験で身についた勉強習慣が失われないようにしましょう。

1年生は他学部と混じって受ける基礎教養ばかりの大学が多いですが、ここでサボりぐせを覚えると後で苦労します。

 

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