おそらく受験生の中で一番使っている人が多い物理の参考書は物理のエッセンスです。
ただ、優れた参考書であることは間違いないのですが、物理のエッセンスのことを誤解してなかなか学力が伸びない人はかなりいます。
今回はエッセンスの特徴や正しい使いかたを徹底的に解説していきます。
物理のエッセンスの基本情報
エッセンスは「力学・波動編」と「熱・電磁気・原子」の2冊になっています。
2冊に分けられており、問題は厳選されているのでコンパクトで持ち運びに便利です。
著者 | 浜島清利 |
出版社 | 河合出版 |
問題数 | 力学 114問 波動 70問 熱 33問 電磁気 95問 原子 40問 |
ページ数 | 力学・波動編 165ページ 熱・電磁気・原子編 158ページ |
値段 | 各840円+税 |
レベル | 入門〜MARCH |
実際の内容はこのようになっています。
物理のエッセンスの特徴
基礎レベルの典型問題を網羅
物理のエッセンスの一番優れている点は問題選定だと個人的には思っています。
基本問題の網羅性が非常に高く、共通テストならエッセンスのみで9割取ることが可能です。
基本事項の解説
物理のエッセンスは上述したように問題集としての要素を持っていますが、参考書としての側面もあります。
各分野の最初には基本事項の解説がコンパクトにのっています。
エッセンスの基本事項の解説は高校物理をそれなりに理解している人だと、素早く確認できて便利なのですが、初学者がそれだけで理解するには厳しいです。
問題解説が少ない
物理のエッセンスは問題選定は素晴らしいのですが、問題解説が少ない点はマイナス評価です。
物理を学びたてのうちは教科書や別の参考書を見ながら、問題解説を読んだ方がいいです。
物理のエッセンスを使う時期・レベル
物理のエッセンスはその名の通りエッセンスを凝縮したような参考書なので、初学者にとっては解説が簡素すぎます。
収録されている問題は過不足なく物理の基本問題が揃っているので、別の本で基本原理を理解した後に問題演習として使うのが正しい使い方です。
そこでおすすめなのが漆原の面白いほどわかる本です。
講義形式でイラストが豊富なのでイメージがつかみやすいです。
教科書のカチッとした説明に苦しんでいた物理学び始めの私にも優しかったです。
面白いほどで理解した後、問題演習のための参考書としてエッセンスをやりましょう。
物理のエッセンスの次の問題集
エッセンスの次にやるべき問題集は良問の風です。名問の森ではありません。
良問の風が作られた背景には、エッセンスから名問に繋げられない人が続出したことがあります。
良問の風は大問の中にいくつか小問が入っている形式です。
序盤の小問はエッセンスと同レベルで、最後にいくにつれ難易度が上がりそこまで自分のものにすることでさらなる学力アップに期待できます。
もし本当にエッセンスをマスターしているなら良問なんて1週間で終わるから追加しても大した負担にならないわ。
まとめ
物理のエッセンスは万人におすすめする名著です。
ただ、使うタイミングを間違えると思ったように成績が伸びないので、この記事で紹介したように使いましょう。
反復して解いて、エッセンスで物理の基礎問題をマスターしてしまいましょう。
物理は独学が難しい科目です。
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