こんにちは、医学生さやかです。
今回の記事では数学の問題集『入試数学伝説の良問100』について現役医学生である私が徹底解説していきます。
・入試数学伝説の良問100のレベル・難易度
・この問題集の問題数
・特徴とおすすめの人
・この問題集の前後にやるべき問題集
・おすすめの使い方と習得にかかる時間
入試数学伝説の良問100のレベル
はっきりいってこの数学の参考書のレベルは趣味レベルです。
難易度が大学入試としては最高水準なのはもちろんですが、後述するように問題の選定に癖があります。
入試数学伝説の良問100の問題数
問題集のタイトルにある通り伝説の良問が100問収録されています。
入試数学伝説の良問100の特徴
古い問題が多い
大学入試の数学は時代とともに変化していっています。
そのため一般的な問題集では時代の流れに沿って最新の問題ばかり収録されています。
しかし、この問題集は後世に語り継がれるべき伝説の問題を集めているので、昔の問題の割合が高めです。
その中には、現在の入試傾向からは外れたものもあります。
丁寧な解説がついている
大学への数学で人気の安田亨先生が良問100を書いています。
数学好きからも高く評価される安田先生による解説では、ただ解答が書かれているだけでなく、その解答に至った過程、発想法まで詳しく書かれています。
なお、どちらかというとテクニカルな解答が多いです。
解答を理解すると感動する問題が多い
伝説の入試問題というだけあって普通の考え方ではなかなかうまくいきません。
解答解説を読むとその鮮やかさに感動すること間違いありません。
解いていて楽しい問題ばかりです。
しかし、その楽しさを味わうにはかなり高めの数学力が要求されます。
入試数学伝説の良問100をおすすめする人
典型問題をマスターしている人
基本ができていないのに応用をやってもうまくいくはずがありません。
典型問題をマスターしていることが大前提です。
ただし、ここでの典型問題とは「難関大学の」典型問題です。
通過領域や存在範囲などもスラスラ解けるようでなければなりません。
数学が好きな人
数学が好きな人にとって入試数学伝説の良問100は最高の問題集です。
数学の深みや、面白さにさらに気がつくでしょう。
入試数学伝説の良問100をやる前におすすめの問題集
- スタンダード演習
- やさしい理系数学
- 上級問題精講
入試数学伝説の良問100の使い方・標準使用期間
この本は別に典型問題集ではないので、わからないからといってすぐに解説を読んで解答を暗記するのはあまり意味がありません。
まずは時間を気にせずあれこれ手を動かして試してみましょう。
どう頑張っても答えが浮かびそうにない、そうなったタイミングで解答解説を読みましょう。
どれもこれも印象的な問題で記憶に強く残るでしょうからそこまで繰り返す必要はありません。
1、2回で十分です。
この参考書に手を出す時点で入試数学ならどこでも戦える力が付いているでしょうから、自分の趣味として好きなペースでやればいいです。
入試数学伝説の良問100をやった後におすすめの問題集
ここまで来てしまうと普通の問題集では満足できない体になっているでしょう。
大学への数学の学コンで全国の猛者たちと競い合うのが刺激的で楽しいと思います。
・入試数学伝説の良問100は趣味レベル
・テクニカルで丁寧な解説
・読むと感動する解答で数学な人向け