網羅系の英文法の問題集で最も利用者が多いのはNextStage(ネクステージ)でしょう。
利用者は多いものの、この1冊をやりきった人って案外少ないのではないでしょうか。
分量に圧倒され、途中でやめる人が続出している問題集でもあります。
この記事では
・ネクステージのレベルがわからない
・ネクステの前にやるべき参考書は?
・ネクステの使い方が知りたい
そんな人のために書かれています。
NextStage(ネクステージ)の基本情報
出版社 | 桐原書店 |
問題数 | 約1500 |
ページ数 | 511 |
レベル | 入試標準〜応用 |
値段 | 1463円(税込) |


NextStage(ネクステージ)の構成と使い方
ネクステは全6章から構成されており、文法・語法以外にもアクセントや慣用表現など全ての知識分野をおさえてあります。
自分の受験校で必要な章だけやれば負担は減り、投げ出す率は下がります。
第1章 文法
500問ほどあります。
基本問題、標準問題、発展問題の3段階に分かれています。
発展問題のレベルの問題を出題する大学は限られているので、とりあえずは基本問題と標準問題だけをやるのがいいです。
英文法以外の力もつけて、文法力の不足を感じたら発展問題に取り組むベストなタイミングです。
この章に限らず4択問題が基本です。

第2章 語法
約200問です。
この章も全員がやるべきです。


第3章 イディオム
こちらも約500問とかなりヘビーです。


第4章 会話表現
ここは100問ほどなので軽めです。
新テストではリーディングとリスニングの配点が1:1ですから、リスニングの得点を伸ばすためにも会話表現はおさえていきましょう。
私立専願で新テストを受けない場合は、志望校の出題形式にもよりますが、この章をやる必要はあまりないです。
第5章 重要単語
こちらも100問ほどです。
単語力はあって損はないので全員やりましょう。
第6章 発音・アクセント
これも100問ほどです。
かつてのセンター試験では発音・アクセントが14点分あったので、高得点を目指す受験生たちは取りこぼしをなくすために受験期直前になるとこの章を反復練習していました。
しかし、新テストになり英語筆記は「文法」「語句整序作文」「発音・アクセント」などが削除され読解一辺倒になりました。
そのため、この章が必要な人はほとんどいません。



NextStage(ネクステージ)の前にやるべき参考書
ネクステージは問題演習中心であるため、それまでに別の手段で理解を深めておく必要があります。
解説中心の参考書であったり、スタディサプリで関先生のスタンダード英文法を受けておくことをおすすめします。
ポラリス1くらいで英文法の問題を軽く一通りやったくらいの人がネクステをやるとちょうどいいです。
解説書を読んでインプットした後いきなりネクステでアウトプットしようとするのは挫折のもとです、やめましょう。

NextStage(ネクステージ)の後にやるべき参考書
ここまでやれば問題集を追加する必要はありません。
かといって全く英文法の学習をしなくなると知識は抜けていってしまうので、定期的にネクステを解き直して知識のメンテナンスをしておきましょう。
まとめ
ネクステを分量が多くやりきるのは大変ですが、この1冊で入試英語の知識問題を全ておさえることができるといっても過言ではありません。
しっかりと下準備をした上で挑戦してみてはいかがでしょうか。
多くの受験生に指示されるのにはそれなりの訳があります。