国語の勉強法

【決定版】漢文の勉強法とおすすめ参考書4選

 

国語の中でおそらく一番後回しにされるであろう科目、それが漢文です。

学校の授業で課された予習やテスト勉強以外ではあまり勉強したことがない人が多いのではないでしょうか。

しかし、漢文は勉強すれば短期間で満点近く取れる科目ですから放置するのはもったいないです。

今回の記事では漢文の勉強法とおすすめ参考書を紹介していきます。

 

 

 

漢文の勉強法

① 古文の文法知識が大前提

もともと漢字だけの文章に、送り仮名や返り点を割り振って日本人にも読みやすくしたものが入試で出題される漢文です。

ただ、困ったことに送り仮名が付いているといっても古典文法で書かれています。

なので古文の文法知識がないと漢文を読み進めていくことはできません。

「漢文は古文がある程度できるようになってから勉強するべし」と言われる理由はこれです。

 

 

② 返り点を理解する

英語を初めて学習したときのことを思い出してください。

日本語と語順が違って慣れるのに時間がかかったのではないでしょうか。

 

漢文はもともと中国の言語、つまり外国語ですから日本語とは語順が異なります。

そんな漢字だけの文章を日本語の語順に並び替えて読めるようにしたものが返り点です。

まずは返り点について学びましょう。

 

 

③ 句形を覚える

漢文での句形は英語での文法や構文に相当します。

重要性はよくわかりますよね。

句形が漢文学習の一番の山場です。

 

とはいえそんなに覚える量はありません。

10〜20くらいの句形で勝負できます。

 

 

④ 重要語を覚える

こちらは英単語に相当します。

漢文は軽い科目なので、100くらいの重要語を覚えれば十分です。

漢文でしか使われない単語や、日本語とは意味や読みが異なる言葉が試験で狙われます。

 

書きを試験で問われることはないので、書けるようにする必要はありません。

意味と読み方を覚えましょう。

 

 

⑤ 実際に漢文を読んで仕上げる

知識を蓄えて理解をした後は実際に漢文を読んで実践経験を積みましょう。

漢文には独特のリズムがあるので音読で慣らすといいです。

 

たくさん漢文の問題を解いていると、漢文特有の話の展開があることがわかります。

その感覚をつかむためにも問題演習をしましょう。

 

 

 

おすすめの漢文の参考書・問題集

① 漢文早覚え速答法

 

漢文学習のメインに据えるべき参考書です。

この参考書の優れている点は3つあります。

 

1つ目は「いがよみ」です。

漢文の参考書は「こういう句形があります。この漢字を覚えましょう」といったものばかりですが、早覚えは漢字以外、つまり送り仮名の部分が重要だといっています。

漢字以外に気をつけ読むことを「いがよみ」と呼んでいます。

いがよみに注意するという学習法がこの1冊の中で一貫しています。

 

2つ目は厳選された句形。

なんと10個しか句形が入っていません。これは他の参考書に比べて少ないです。

それでも、足りないとは感じませんでした。

本当に必要なものだけ収録されています。

 

3つ目がいらないものをいらないとはっきり言っているところです。

徹底的な分析の上で「ここは出題されないから覚えなくていい」ときっちり言ってくれているので暗記量がかなり少なく済みます。

情報を羅列して、全く出題されないものまで書かれている他の参考書とは一線を画します。

 

 

② ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習

 

句形は漢文の中で特に重要ですので、それようの勉強を追加しましょう。

早覚えで句形を理解したあとは、実際に句形の問題をドリル形式で解いていって定着させるといいです。

 

 

③ 大学入学共通テスト 国語[古文・漢文]予想問題集

 

共通テストの試行問題2回分と予想問題2回分が収録されています。

共通テスト対応を謳っている問題集は多いですが、試行問題に合わせて予想問題を作ってある問題集はあまりありません。

 

 

④ センター試験 過去問

 

新テストになるとはいえ、ベースはセンター試験でしょうから新テストの過去問がない今はセンターの過去問で演習量を増やすのがいいでしょう。

河合塾の黒本が一番解説が丁寧でわかりやすいです。

 

学校の漢文の授業がわかりにくい場合

共通テストの配点は漢文と古文で同じであるにも関わらず、ほとんどの学校では古文中心の授業で漢文は十分な指導がされていません。

さやか
さやか
私が、家庭教師をやっていた頃も漢文の授業時間が少なく理解しきれない、という声をよくいただきました。

 

そこでおすすめなのがスタディサプリです。

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